TORCH Scarf
純国産宝絹展 日本橋三越 2014
トーチをモチーフにしたオリジナルの型紙を作成しました。柄は染めで表現しているのではなく精錬加工*により生地質を変化させることで模様を出しています。張りのある生機**シルクが精錬加工によって、シルクに光沢と柔らかさを加えます。
生機シルク地に型紙を置き、その上から伏せ糊を置きます。そして精錬加工をします。柔らかくなった生地につい地た伏せ糊を洗い流すと、糊で伏せていた部分が生機シルクにそのまま残り、それ以外の部分が柔らかく、光沢が出てきます。最後に生地質を変えて出てきた模様生地を染めると濃淡色となって型紙の柄が現れます。
*精錬加工とは、糊抜き、汚れの除去などをする工程。
**生機とは、織機から織り上がったばかりの生地のこと。
CLIENT: 株式会社 マルシバ
MANUFACTURE: 株式会社 甲斐絹座
REFINE AND BE FINE.
2021 YUKO MINAMIDE concept.
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